ロータリークラブは、1905年、アメリカでたった4人のメンバーから始まった、国際的に社会貢献活動を行う団体です。
ロータリークラブの会員は「ロータリアン」と呼ばれ、人道的奉仕を行いながら、すべての職務における高い論理基準を奨励し、世界の親善と平和の確立に寄与しています。

現在では全世界に会員を擁しており、
 「社会への貢献:地域の課題に対して貢献すること」
 「職業による貢献:自らの職業を通じて社会に貢献すること」
 「国際的な貢献:国際的視野の醸成・若者の教育機会」
 「所属クラブへの貢献:クラブ会員同士の研鑽・交流促進」
などの活動を行っています。

ロータリージャパン

日本のロータリークラブでは2200以上のクラブで9万人が活動しています。
http://www.rotary.or.jp

■日本のロータリー(ロータリーの友より引用)

 わが国最初のロータリークラブは、1920(大正9)年10月20日に創立された東京ロータリークラブで、翌1921年4月1日に、世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されました。

 日本でのロータリークラブの設立については、ポール・ハリスの片腕としてロロータリーの組織をつくり、海外拡大に情熱的に取り組んだ初代事務総長チェスリー・ペリーと、創立の準備に奔走した米山梅吉、福島喜三次などの先輩達の功を忘れることができません。

 その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦の波に洗われて、1940年に国際ロータリーから脱退します。戦後1949年3月になって、再び復帰加盟しますが、この時、復帰に尽力してくれたのが、国際ロータリーの第3代事務総長のジョージ・ミーンズでした。

 その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚ましいものがあります。ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。現在、日本全体でのクラブ数は2,248、会員数88,162人(2020年5月末現在)となっています。

ロータリーインターナショナル

世界には200以上の国や地域に34,000クラブがあり、120万人が活動しています。
http://www.rotary.org/ja/

■ ロータリーの誕生とその成長(ロータリーの友より引用)

 20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。

 ちょうどその頃、ここに事務所を構えていた青年弁護士のポール・ハリスはこの風潮に堪えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。

 こうして1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生しました。

 それからは、志を同じくするクラブが、つぎつぎ各地に生まれて、国境を超え、今では200以上の国と地域に広がり、クラブ数36,246、会員総数1,213,465人(2020年6月16日RI公式発表)に達しています。

 そして、これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリーと称します。

 このように歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりなのです。その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれて、ロータリーは世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は多方面にわたって多大な貢献をしています。